【目次】女性特有の病気とは?

 

 

乳房の病気

女性特有の病気として知られるのが乳房の病気です。

 

病気のサインとして乳房に痛みや張り、形状の変化など色々な症状が出ますが、生理周期や妊娠・出産といったホルモンの変化などで同じような症状を感じることが多いため、気付かないこともあります。

 

いつもとちょっと違うと感じた時は、病気を疑ったほうがよいかもしれません。

 

 

乳がんなどの体の変化に早く気づく!

有名なのは乳がんですが、ただ触っただけではガンのしこりは感じられません。

 

どうすれば異常が見つかるか、健康診断などで乳がんのセルフチェックを体験してみたほうがよいでしょう。

 

 

また、しこりはガンだけでなく、乳腺症や乳腺線維腺腫の疑いがあります。多くは治療の必要がないものですが、医師に相談したほうがよいでしょう。

 

 

授乳中に違和感を感じたら

授乳中に乳腺が細菌感染を起こす乳腺炎は痛みがひどく、高熱などの症状もあります。

 

手術しなければならない場合もあるので、早めに対処するか、医師に相談しましょう。

 

授乳中でもないのに乳汁が出たり、乳汁に血液が混じったりした時は病気の可能性が高いので診察を受けたほうが良いです。

 

 

乳房の病気は、高齢になるほどかかりやすいものですが、若い人や男性にも乳がん患者はいます。年齢に関係なく定期的にチェックするようにしましょう。

 

 

乳房の病気のセルフチェックは、自分のバストラインが日頃どんな常態なのかよく知っておくことが大切です。

 

いつもと違うと感じたときやセルフチェックで異常を感じた時は、そのままにせず、医師や専門家に相談するようにしましょう。

 

 

子宮の病気

女性特有疾患には、女性しか持っていない器官である子宮の病気があります。

 

子宮の病気には、月経の異常から見つかるものもありますが、自分の状態が普通なのか、異常なのかわからないままひどくなるまで放置してしまう場合があるので注意が必要です。

 

月経の量が多く、痛みがひどいという症状がある子宮内膜症や子宮筋腫などは、自分の月経はそれが普通だと思ってしまい、長年我慢することで症状を悪化させてしまうことが多いです。

 

 

子宮付近に違和感を感じたら

毎回、痛み止めが効かない、生理用品を頻繁に取り替えなければならないといった症状に思い当たる場合は、医師に相談したほうがよいでしょう。

 

子宮筋腫は、閉経近くなるとできるのが普通といわれるほど一般的なものです。

 

しかし、筋腫のできた場所や大きさなどによっては、貧血を起こすほど月経量が多くなったり、妊娠・出産に影響を与えたりするので、手術などによる治療が必要になります。

 

 

知らないと恐い子宮がん

子宮がんには頸部にできる子宮頸がんと体部にできる子宮体がんがあります。

 

頸がんはウィルス感染が原因なので、年齢に関係なく性交渉の経験者であればかかる可能性があります。若いからといって安心してはいけません。

 

日頃から年に1回の婦人科健診などで、がん検査や超音波検査を受けるように習慣づけておくとよいでしょう。

 

 

また、性交渉によって性感染症にかかる場合もあります。病気の中には、自覚症状がないため、感染に気がつかず相手に移してしまうものもあるので注意が必要です。

 

卵巣の病気

子宮と同じように女性にしかない卵巣の病気は、自覚症状がでないこともあります。

 

しかし、放っておくと妊娠に大きく関わってくるので注意が必要です。

 

子宮内膜症が卵巣にまで及んでしまうものや卵巣に腫瘍ができる卵巣のう腫は、良性の場合が多いのですが、激痛をともなう茎捻転になりかねない大きさだと摘出しなければならなくなります。

 

 

放っておくと恐いことも……?

のう腫の中には、破れることで腹膜炎を引き起こすものもあるので、良性だからといって放っておくと大変なことになることがあります。

 

手術によって摘出すると不妊になるのではと心配になりますが、卵巣は2つある臓器なので、一方を摘出しても、もう片方に異常がなければ妊娠は可能です。

 

そして、卵巣がんですが、若い人よりも閉経した人の発症が多いです。

 

さらに、出産を経験していない女性や肥満、糖尿、高脂血症の人は発症リスクが高くなります。

 

 

女性のがんの話

卵巣がんの自覚症状は出ないことが多く、なんだかお腹が張っている、腹部にしこりを感じる、急に頻尿になった、といったものを加齢のせいにして診察に行かず、気がついた時にはかなり進行していたということになりかねません。

 

しかし、子宮がんや乳がんのようにセルフチェックによって見つかるものではないので、定期的に超音波検査を受け、卵巣の状態をチェックしておくと良いでしょう。

 

性感染症であるクラミジアなどが子宮から卵巣に進入して卵管炎や卵巣炎を起こすこともあります。

 

痛みや発熱による症状がでることもあり、入院治療をしなければならない場合もあります。

 

 

閉経前後の更年期障害

女性が生まれ持った卵子を使い切ると閉経しますが、閉経前から女性ホルモンの分泌が減少し始め、更年期を迎えます。

 

更年期は、毎月妊娠の準備をする体から生殖不能の体へと大きく変わることもあり、更年期障害に悩まされる人もでてきます。

 

主な症状は、イライラしたり、のぼせたり、汗をかきやすくなったりするもので、不眠を訴える人もいます。だるさやしびれ、肩こり、腰痛、肌が乾燥しやすいなどの症状もあります。

 

 

更年期障害の症状はさまざま

症状が気にならないまま更年期を乗り越える人もいれば、うつ病や自律神経失調症などの病気を引き起こしてしまい、つらい時期を過ごす人もいます。

 

人によっては、子供の反抗期や親の介護などと重なったことが原因で、更年期障害がひどくなる人もいます。

 

女性の多くが50代で閉経を迎えますが、更年期は早い人だと40代前半で始まります。

 

 

症状を感じたら?

いつまでも若いつもりでいたのに、と落ち込まずに、症状を感じたら心身ともに健康にすごす努力をしましょう。

 

症状がひどい人は、投薬などで軽減できることがあるので、医師に相談するのも良い方法です。

 

 

家庭や仕事のトラブルが出やすい年頃でもありますが、無理をせず、趣味を楽しんだり、おしゃれをしたり、ストレスをためない生活をするようにしましょう。

 

 

更年期が訪れたら、自分の体に大きな変化が起きていると自覚して、下着や自分のサイズについても見直す機会になります。

 

年をとってもきれいなバストラインを保った、パーフェクトボディを維持するには体の変化に上手に対応することが大事です。

 

 

その他の女性特有の病気

女性特有の病気は、やはり子宮や卵巣、乳房などの病気があげられますが、他にも女性がなりやすい病気というものがあります。

 

それは、甲状腺疾患、骨粗鬆症、関節リウマチなどです。

 

甲状腺疾患には、甲状腺そのものにしこりなどができる腺腫と甲状腺ホルモンの分泌異常である甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症、橋本病、バセドウ病などがあります。

 

 

遺伝と関係ある症状も

遺伝と関係ある症状もありますが、女性に比べて男性は発症しにくいといわれています。

 

閉経後、女性ホルモンの急激な減少によって骨粗鬆症を引き起こすこともあります。

 

また関節リウマチは、免疫の異常によって、関節が変形してしまうものです。

 

 

どの病気も男性がかからないわけではありませんが、女性の発症率が数倍から十数倍高いのが特徴です。

 

 

女性の方がいろいろな症状になりやすい

偏頭痛やうつ病、アルコール依存症、歯周病なども、男性よりも女性のほうがなりやすいという統計結果が出ています。

 

女性の体は、初潮から閉経まで女性ホルモンの影響によって大きな変化を起こします。

 

その上、家庭や仕事、育児、介護などストレスにさらされやすい時期と体の変化が起きる時期が重なることも多く、こういった病気を発症しやすいともいえるのです。

 

不規則な生活や偏った食生活、喫煙や無理なダイエットなどで女性ホルモンの分泌を減少させるといわれています。

 

特に若い人だと暴飲暴食などの恐れがありますから、心と体の健康のためにも、若いうちから食生活などを見直してみることが必要かもしれません。